2006年04月25日

リーグ第十六節 熾烈な降格争いの週末


 いよいよリーグも終わりが近くなってきました。リギージャ争いよりも注目されてるのが、降格争いという……。しかし実は私も、割とお気に入りのチームが降格の危機にさらされているので、気が気じゃないのでした。

● ハグアレス対ドラードス(15時)2−4
 ドラードスはいよいよ降格の崖っぷち。一方のハグアレスはリギージャ決まってるし、しかしスーペルリーデルにはなりたくないですか? GKオルティスが出てなくてどうしたのかと思ったら、ウォーミングアップで怪我したらしい。初めて見る1番GKカブート。それと、サンドヴァルが前回やや不可解なレッドをもらって今節お休み。
 一方のドラードスは、頼みの綱のグアルディオラがまだ怪我が万全ではないようだけど、一応フルタイム復帰。そして、そのグアルディオラがやっぱりいろいろと試合を左右してくれた。
 まず試合開始6分で、ドラードスの右からの遠いフリーキックをグアルディオラが蹴り、それをオロスコがヘディングで叩き込んだ。お見事。
 そしてまあいろいろありながら、21分、またドラードスの今度は左からのフリーキック、ほぼ同じ角度、同じ距離。グアルディオラが蹴り、アブレウがヘディングでつないだかと見えたが、触れずに通しただけで、直接ゴールへ。ドラードス二点目。
 それからハグアレスは攻撃に次ぐ攻撃をかけているんだが、GKサウセードも頑張ってるぞ。アナウンサーと解説者が言ってたが、メキシコ若手GKで一番安定してるのが、降格の危機にさらされているドラードスのサウセードとベラクルスのベルナルですよねえ、と。まったく同感。やっぱ、降格はサンルイスにしてもらわないと!?
 さて、どことなくちぐはぐな印象のハグアレスだが、後半に入っても執拗に攻撃をかけていたのが、9分ついに。オチョアがかなり遠くからのヒメネスのパスを受けてのヘディング。これはサウセードもさすがに弾ききれず。でもまだ勝ってるし、ドラードス、粘るんだ!
 そしたら25分、またドラードスのゴールだよ、またオロスコだよ(念のため:キャプテンですがDFです)。フリーキックをメンドーサがセンタリングして、それをばっちり受けてシュート。1−3と再び引き離す。
 しかし余裕気分も束の間、33分、カバーニャスがゴールを決めて追い上げてくる。2−3.あと12分、持ちこたえるか!? 44分にはボールを受け止めたサウセード、ちょっと倒れただけなのに大げさに痛がってるの、あれはやはり時間稼ぎの演技ですかね? 審判がちょっと切れかけている。45分、オチョアのヘディングが〜! 外れた〜。と緊張と弛緩を繰り返しつつロスタイムに入ったところで、用事が。うああああ。そして背後で、「ゴーーーーール!」の声。どっちだ!? どっちだ!? ドラードス、ついに追いつかれたか!? と気が気じゃないですが、シーンを見ることは叶いませんで、あとでダンナに、誰のゴールだった!?と訊いたらパティーニョ、という。パティーニョじゃわからん、どっちのゴール!? ドラードス? よくやった!!!
 いや、普段は一応ハグアレス応援してるんですけど、今日はドラードスでいいから。というわけで、今節は初戦から盛り上がりますなあ。

 ところがその次の17時からは三つも試合があったのに、ゴールは2本。しかも……。

● パチューカ対ベラクルス(17時)0−0
 これまた、私は普段パチューカを応援することにしてるんだが、リギージャ決まってるしスーペルリーデルにはなりたくないだろうし、ベラクルスには勝ってほしいところだし、というわけでさっきと同じパターンでベラクルス応援です。
 試合開始4分で、クアトロッチの振り上げた膝がランディンの鼻を直撃してるし。ベラクルス、多少乱暴だけどキャプテンのDFクアトロッチが戻ってから少しは態勢立て直せたのか、監督とのコラボレーションがうまく行き始めているのか、割と伸び伸びといい試合するようになってるよね。特に守備はきっちりできてる。攻撃のほうは相変わらず適当っぽいけど、元気だし。しかし今日はビスカイサクーの影が薄くて、オスカー・ロハスが元気。
 とは言うものの、パチューカの守備だってがっちりだから、決まらない。いやそもそもGKカレロはほとんど用無しで、シュートは枠外ばっかり、あるいはDFがクリアしてくれるか。この90分でカレロ、ボールに触らせてもらったの、一回くらいじゃないですかね? いるの、忘れてたよ。
 そしてパチューカの攻撃陣は、ときどきこういうときがあるんだけど、うまく機能してない。ヌニェスもチティバもシュート飛ばしてるんだけど。ランディンは鼻をぶつけて今日は遠慮気味?
 というわけで、どちらも守備がっちり型で攻撃が精度悪し、なもんだから、思うように行かなくてもたくさ。ロハスがドリブルを邪魔されて癇癪起こして足を思いっきり蹴り上げてシューズを飛ばしてイエローもらったり。しかしサッカーシューズって足振っただけで脱げるもんなんですか?
 後半も同じような展開で、観客からはそろそろブーイングが飛び始めてる。22分、ベラクルスがやられるかと思ったけど、クエバス、もたついてくれてありがとう〜〜〜。
 前節のサンルイス戦で、相手が降格に怯えて必死という状況にも拘らず伸び伸びと好きなだけゴールして、「空気の読めない奴ら」と言われたパチューカ、もしかしてちょっと反省したとか? 
 しかしやっぱり後半44分、ランディンの鋭いヘディングが飛んだりして肝を冷やしましたが、さすがベルナル、今日も見せ場はたっぷり?
 ロスタイムが終わるまで、もうメチャクチャのベラクルス、ファウルやりまくってたけど、審判もベラクルスに甘かった。最後の数分でPK三つくらい見逃してたような。いや、ちゃんと見たらPKにすべきは一個だけだったか?
 どっちにしてもスコアレスという試合、うーむ、ベラクルス、かろうじて首の皮がまだつながってます。
 あと、ニュースで見てたら、試合が終わって主審がやれやれと額の汗を拭いたと思ったらいきなりダッシュ、オスカー・ロハスに二枚目イエローとレッドを出してました。試合終わってんのに、何やらかしたんだ。おまけに大事な最終戦にロハス出られないのか……。ああ……。

● モンテレイ対クルスアスル(17時)0−1
 チェリートの一点でアスルが勝ち逃げ。こっちのほうが面白かったのかもしれない。

● アトランテ対アメリカ(17時)1−0
 こちらもスコアは控えめ。セルバンテスのゴール一本のみ。でもアトランテには貴重な勝利、これでサンルイスを抜いてグループ一位を獲得、リギージャは最後の試合が引き分け以上なら確定。アメリカのほうは数日前に北中米地区チャンピオンになったばかりだというのに、その疲れもあったのかなあ。
 ヘルマン・ヴィリャがイエロー二枚もらったのに、主審がそのことに気付かず最後までプレイを続けた様子。誰も指摘しなかったんだろうか? 笑える。

● モレリア対サンルイス(19時)1−0
 見ませんでしたが、サンルイス、とうとう力尽きたか。この敗北で、降格はかな〜り決定事項に。ていっても、まだわかりませんけどね。最後の試合に勝って、他の降格候補が負けてくれたら……。
 でもいいよ、降格するのサンルイスで。
 とファンが見たら怒りそうなことを書いてみる。

● アトラス対ネカクサ(20時45)2−3
 これは最後のほうしか見なかったんだけど、なかなかの熱戦だった様子。
 まずはネカクサが次々とゴールを決めて0−2に引き離したが、アトラスがヴァレンスエラの豪快ゴールで追いすがる。しかしその直後にまたネカクサのチュパ・ロペスが決めて1−3に。そのまま後半に入って、アトラスがフリーキックを直接決めて2−3と迫る。
 私が見たのはそこからあとで、ネカクサの8番ファビアン・ペーニャが一発レッドをもらって怒って、倒れたアトラス選手に「お前、痛い振りしてないで起きろよ」とばかりに突っかかっていって、他の選手たちと揉み合いになったり、いやいや、どっちも熱くなっておりました。

 日曜日は3試合。
● プーマス対ティグレス(12時)1−1
 先週に引き続き、猫族同士の対決。全体としてはプーマスがやや優勢、ティグレスは受身になっていたけど、それでも隙を見ての攻撃で、けっこう緊迫感のある試合だった。
 が、32分、スローインを受けたレアンドロのパスを、絶好のタイミングで飛び出したマリオーニが受けて、GKエルナンデスを躱してシュート。エルナンデス、それまで何度もファインセーブで頑張ってたのに、かあいそうに。しかしティグレス監督のフェレッティはかわいそうどころじゃなくて、気が狂ったように線審に何事か訴えております。よくわからんかったが、どうもスローインがプーマスじゃなくてティグレスと向こう側の線審が合図していたのに、プーマスのボールになっていたと抗議していた? でもプーマスのボールだったのは確かなので、線審の合図が間違っていただけで、フェレッティの訴えは理不尽だとか。どっちにしてもフェレッティはレッドでさようなら。
 後半もなかなか激しい立ち上がりです。20秒でイニゲスがシュートしてるかと思うと、2分にはチャマゴルが反対側でシュートしてるし。4分にはイニゲスが独走独走、エルナンデス、飛び出してイニゲスの足元からボールを弾くしかなく、イニゲスは当然倒れるわな。PKだわな、と思ったんだが、主審、自分が取り残されて悔しかったのか(ちゃうちゃう)、やっと追いついたら、倒れて悶えてるイニゲスに指を振りたてて叱って、おしまい。ふぁ〜ティグレス命拾いしたね。
 それから両者交代を続けながら試合が進む。ティグレスはタリスマンのカルロス・ラミレスを投入するが……。
 28分、とうとうガイタンが決める。チャマゴルのパスを受けて、相手を躱して隙を突いた見事なシュート。やっぱ、うまいときはうまいな〜ガイタン。1−1と同点。
 しかしその辺りから雨が降りだして、イヤなお天気。タリスマンのはずのラミレスは、どうも自分でゴールしたいのかねえ? 絶好のチャンスで駆け込んで、右にチャマゴルがノーマークでボール寄越して〜、と合図しているのに、無理に自分で突破しようとしてボール奪われて〜、ダメだろが〜まったく。
 最後まで両者とも攻撃の手を緩めず激しい攻防戦が続いたけど、どちらもゴールはないまま終了。

● トルーカ対サントス(12時)1−2
 うおおおお、サントスが勝った! サントスが勝った! 16戦やって2勝目ですよ? 引き分け大王だから、また1−1で引き分けたと思ってました。何しろトルーカの先制ゴールは2分、追いついたのが81分だそうで。で、まさか90分にサントスがまたゴールするとは思わないじゃないですか? 降格争いからはどうにかこうにか免れてるけど、今シーズンビリッケツは免れないかも。いや、まだわからないけど。

● テコス対チバス(17時)2−2
 買い物とか用事があったので、見ませんでした。うーん、どうだろ、面白かったのかねえ? テコスが最初2−0と引き離していたけど、その後ボフォのゴールで勢いを盛り返したのか、後半はそこそこ攻撃していた様子。で、PKもらって、これもボフォが決めて、どうにか同点に。


 さて、最後の一戦を残すのみ、という状態で、リギージャ決まってるのはたったの3チーム、ってのが実にメヒコですなあ〜。だから、好き〜。
 決まってるのはおなじみ、ハグアレス、パチューカとクルスアスルで、
 リギージャダメなのが決まってるのはサントス、ネカクサとモンテレイ。
 それ以外の12チームは自力本願他力本願ともに頑張ってます。特に、勝ち点21のチームが五つもあるし。テコスがチバスに勝ってたら6チームになったのに……。
 しかしやっぱり皮肉なのは、降格候補トップのサンルイスがリギージャ当選のところにいること。試合数が少ないって厳しい……。

 ともかくも、今週末の最終節が楽しみ。






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