前回に懲りたので、今度は少しこまめに早めにアップ!?
● トルーカ対サンルイス(10日15時)1−2
いやあ、サンルイス、やってくれました! そうかぁ、あの退屈な試合(ヴィセンテ・サンチェスかランゴ・ディアス、またはエスキヴェルのカウンターで一点取ったら、あとは赤いお餅のような肉の壁で守備に徹する)を得意とするトルーカには、それ以上に守りに徹してあとは幸運を待ちうける、という手が有効だったのか!(爆笑 赤いお餅を突破できないでイライラしちゃってさらに自滅するタイプのパチューカ、ちょっと見習うといいですね。
まあトルーカのほうは中盤の要シーニャと元気なイスラエル・ロペスが代表に取られたとあっては、中盤の弱体化は否定できない。まあそれでも、カスティイェホス兄弟、ランゴ・ディアス、などなど、それなりの人材はそろっているか。
試合始まって最初はトルーカのいつもの展開だった。ヴィセンテが華麗なドリブル突破を見せてくれたりもした。ただ、サンルイスの守備が意外と堅固でゴールには至らなかった。GKアドリアン・マルティネスがほとんど用がないくらい、サンルイスの選手たち守備に徹してました。ユニが赤くないからトルーカほど暑苦しくないけど。それに強引な力技ばかりじゃなく、それなりの技術でボールクリアしてたかなあ。
ところが42分。コーナーからのボールをオルメードがダイビングヘッドで、クリスタンテとDFのあいだに流し込んでサンルイス先制。
後半、トルーカは俄然攻撃を強めてくる。カスティイェホスの弟が入り、アブンディスが入る。アブンディス、ちょっと好きです。髪が薄いけど(関係あるのか?)、コンカカフのチャンピオンズカップ戦で荒れた最終の試合で、緊迫したチームメイトをなだめながら笑ってるのがすごく好印象だったのよ〜。最近スタメンから外れてるけど、やっぱしプレイというか体力が衰えてきてるんでしょうか?
後半17分、またも奇蹟? ちゃんと見てなかったんだけど、フリーキックだった? それを遠くで受けたレイナがDFを見事なフェイントで外してシュート。パスが遠かったので、クリスタンテはたぶんオフサイドを主張して審判に食ってかかってイエロー。いやあ、サンルイスがトルーカに2−0.信じられん。
それからトルーカの立て続けシュートもあったりするが、サンルイスの守備の壁は分厚いなあ。しかし30分、トルーカのフリーキックをアブンディスが直接ゴールへ蹴りこんで、一点を上げる。なんだか、バリアが両端空いた位置に立っていたようで、GKマルティネス、なんでそんなところに壁作ったかね? このゴールは実に見事だった。わずかな隙を突いて、ゴール隅へ綺麗に決まった。試合中も、何度も何度もリピートしてました。
それから最後まで、どちらもかなりの攻撃攻撃で頑張ったけど、ゴールには至らず、そのまま終了。まだ一試合あるから、どう転ぶかはわかりません。
● チバス対パチューカ(20時45)1−2
チバスはまた若手選手満載。GKはミチェル。タラベラどうしたのか知らないけど、ミチェルも悪くないな〜。何だかやたらと落ち着いているところが却って笑える。
http://www.mediotiempo.com/fmf/primera/clausura_2006/galeria.php?id_partido=15129&idi=10こんな格好しても、表情はいつも真面目。
http://www.mediotiempo.com/fmf/primera/clausura_2006/galeria.php?id_partido=15129&idi=11
カレロに比べるとやっぱ、子供だな〜。てか、カレロでかすぎ(笑。
ついでにもう一枚ずつ。
http://www.mediotiempo.com/fmf/primera/clausura_2006/galeria.php?id_partido=15129&idi=28
http://www.mediotiempo.com/fmf/primera/clausura_2006/galeria.php?id_partido=15129&idi=24
さて、試合開始してしばらくはチバスがパワーで押し上げていた。パチューカ、たじたじ。10分、カレロがゴールキックした途端、そっち半分の照明が瞬いて消えかかる。審判アレドンド(ホモ野郎発言問題はそれきり?)、ボールを止めて様子見。まあ2分ほどで回復。
押しているのはチバスだが、精度が悪くて本当のチャンスはなかなかない。パチューカのほうが最初のチャンスを掴んだ。22分、チバスDFのミスしたパスをクエバスが受けてゴール前を横切り、ヌニェスにパス。しかしヌニェス、何を焦ったか上にシュート。ぐあ〜。
今度はチバスに好機、コーナー近くからのパスを受けたマヌエル・ソルがシュートすると、ボールはクロスバーの上をコロコロと転がって向こう側へ。またその直後にはエスパルサだったかの鋭いシュートが飛んだが、カレロが止めた。
そのままどちらもそこそこの攻撃をかけつつスコアレスで前半終了。
後半に入って5分、チバスのゴールがヘディングで決まる。誰だ、これは誰だ!? 若い奴らは顔見てもわからん。ダンナがパトランとかいうヤツだ、と教えてくれた途端に、ばっちん!と音がして真っ暗に。停電〜〜。嘘〜〜。
このところ暑いのできっと街中でみんなががんがんクーラーを入れているんだろう。昨晩も二度ほど停電した。5分くらいで回復することもあれば、半時間くらいかかることも、もっとかかることもある……。戻ってくれえ〜〜、頼むぅ〜〜、と団扇でパタパタ扇ぎつつ祈るが、戻る気配はない。しょうがないので懐中電灯の明かりでシャワーを浴びていると、戻った。急いで出て、テレビ!
後半33分、すでに1−1になってました。DFモスケーラのパスでヌニェスが決めたらしい。詳細は不明。
チバスにはボフォが入ってる、サンタナとディエゴ・マルティネスも入ってる。パチューカはよくわからん。見始めてすぐに、ランディンが出てレルヒスが入り、また少ししてクエバスとカチョが交代。まあパチューカは引き分けでもいいんだけど、どうもいつものサッカーができてないよなあ。とやや欲求不満。
そこへ、43分。左からレルヒスが走りこみ、追いすがったDFを躱してセンタリング。それに向けてヌニェスが滑り込み、クリアしようとしたピラタ・カストロ(チバスのこれまた若手DF)がほぼ同時に滑り込んで、見事にゴールへ蹴り込んだ……。チバスのオウンゴールで、パチューカの勝利。
なんかこう、ピリッとしない試合だったけど、もしかして準々決勝と似たような展開? 第二戦に期待します。でもまた停電するんじゃないだろうな〜おい?
そして、昨晩ついに雨が降りました!!! おお〜〜! 感動。
今までじわじわと暑いばっかりで、雨は降るかと思わせてぜんぜん降ってなかったんですよね。屋根にバラバラッと当たる雨音の快感。途端に漂ってくる雨に濡れた地面の匂い。
やっと雨季です。
たかが雨にこんなに感動するなんて、アフリカの砂漠民じゃあるまいし、と思ったけど(笑。いや、雨の恵みはやはり大切です。
【2006年 クラブ:閉幕シーズンの最新記事】