2006年05月15日

リギージャ準決勝第二戦


 さすがにここまで来ると盛り上がります!
 どっちもそれなりに見応えある試合でした。特に今日のパチューカ対チバスはこれ以上ないってくらい劇的? いや、前シーズンのティグレスの呪いもすごかったけど。
 というわけで、熱の冷めないうちにレポです。またまたとんでもなく長くなりましたが、スミマセン。反省してます。


● サンルイス対トルーカ(13日20時30)2−1
 サンルイス、のびのびと楽しいサッカーを見せてくれました。一方のトルーカはいつもの手が利かずに、焦って攻めあがってはサンルイスにスペースを与えてしまうという悪循環。しかし……本当にいいのか!? 降格99%決定だったサンルイスが生き延びるどころか決勝進出なんて。でもいいんです、最悪の決勝カード、トルーカ対パチューカが回避できただけでも。
 さて、トルーカのほうは第一戦で1−2と負けてしまい、しかも順位がサンルイスのほうが上(!)なので、2点差以上で勝たなければならない。でも、明るいニュース。メキシコ代表から外されてしまったイスラエル・ロペスが急遽戻ってきて、スタメンで参加。ああ、それはいいね、トルーカも心強いだろうし、ロペスにしてもここで活躍できれば溜飲が下がるだろうし(ま、多少は)。
 ところで某サイトの記事でイスラエル・ロペスに”Toshiro”とあだ名がついてたんですが……聞いたことないけど、何これ!?と笑っちゃった。トシロー? それともトーシロー? もしや、誰か似た日本人俳優でもいるんでしょうか? そんな顔してるよね、イスラエル・ロペス。ちょっと童顔で、日本人にもいそうだ。(後日追加・ミフネ・トシローのことらしいです)
 審判は……恐怖のマルコ・ロドリゲス。W杯の正規主審に選出されちゃって、いやはや、チキドラキュラってあだ名じゃなくて、チキマルコと呼んでくださいと本人が言ってるらしい。ドラキュラはやっぱりいやですか?(笑 しかしなあ、この人とトルーカの組み合わせ、それもアウェイ、ってのはいろいろとイヤな思い出が。今日はどうなるかと怖いもの見たさでワクワク。じゃなくてドキドキ。
 立ち上がりから攻める態勢のトルーカ。そりゃまあそうでしょうな。いくつか際どいシーンもありながら、サンルイスは技術(トルーカよりは)と人海戦術で守っている。そして18分、駆け上がったサンルイス、右からイスラエル・マルティネスが見事なヒールパスで相手のあいだを縫ってレイナへボールを渡し、レイナがそれをシュートして決める。トルーカ、勝つには3本もゴールしなきゃならなくなりました。
 そりゃもう猛然と攻撃するトルーカ、誰が誰だったか覚えてないけど、シュート、GKマルティネスが弾いたのを今度はGK抜いた位置からまたシュート、それは絶好の位置に入ったDFが弾き出し、それをまたダシルヴァがシュートしたが、それまた弾かれる、という忙しい展開。
 ドラキュラ審判、エリア内ファウルを見逃したりしてたけど、この人だから見逃したのではなく見落としたのだな、と思いたい。杓子定規と、暴言にカード連発、多少きびしめ、ということはよくあるけど、判定を曲げるようなことはしない(たぶん)から。
 前半31分に最初の交代、トルーカ、DFクルサルタを下げてFWのイヴァン・カスティイェホスを入れる。本気です。やるしかない、目指せ3本ゴール!ですね。
 そして33分にはヴィセンテの左際からのシュート、走りこんだカスティイェホスが危なく押し込むところを、DFが滑り込んでポスト脇へ押しやる。38分には、今日は先発のアブンディスのミドルシュートがバーをかすめるし、そのまた直後にはイヴァンが駆け込んでGKマルティネスに危なく止められるし、けっこうドキドキの試合展開。
 前半終わる直前には、審判のファウル判定にトルーカ選手たちが怒り出す。地面に八つ当たりのロサーダ、ドラキュラに二言三言苦情を言ったアブンディスは、はいイエロー。ハーフタイムで頭冷やしてきてください。

 後半、やる気満々のサンルイス、開始35秒でオルティスのミドルシュートが飛んでるし。そして5分、またもやサンルイスのゴール! レイナの落ち着いたセンタリングを駆け込みながら受け取ってヴァルデス、その場でシュート。クリスタンテの頭を越えて、ばっちり決まった。クリスタンテ、動けず見送っただけ。うあ〜、トルーカもう絶望的じゃねえ? あと4本ゴールしないと勝てなくなっちゃったよ?
 サポーターが喧嘩してます。まあ気持ちはわかる……。警備員が割って入ってなだめている。一方でアナウンサーは、「チキ……ええと何でしたっけ? チキマルコ?」と新しいあだ名に馴染めない様子。ね〜、やっぱドラキュラはドラキュラだよねえ?(笑 今日はレッド出さないけど。
 ところがところが、わずか2分後にトルーカのゴールだよ! コーナー近くからのフリーキックをイスラエル・ロペスが蹴ったら、そのまんま入った。GKマルティネス、なにやってんだよ〜。まあ手前でトルーカ選手と一緒に誰だったかサンルイス選手も飛び上がったから、ヘディングで逸らされると思ったのかも知れない。実際触ったように見えるくらい際どかったし。ともかくも、イスラエル・ロペスはクラブに復帰してワンゴール、よかったね。で、トルーカも俄然モチベーション上がるし。時間はまだたっぷりだし。面白くなってまいりました!
 でまあトルーカも攻撃してるんだが、サンルイスのほうがご機嫌で楽しくやっちゃって、レイナ、イスラエル・マルティネス、それにディディと交代で入ったアリエル・ゴンサレス辺りが楽々とパスをつないでは攻め込み、シュート。
 トルーカ、もう泣きそうです。MFのポンセに代えてランゴ・ディアスを入れたりするが、あまり効果はない。久し振りのスタメンで疲れた様子のアブンディスも下がってヴァラデスを投入するも、もう伸び伸び楽々のサンルイスには歯が立たない感じ。
 結局後半最初の勢いはどこへやら、そのまま2−1で終了。総合4−2と余裕でサンルイスが前期チャンピオントルーカを下してしまいました。いやあ、降格寸前だったサンルイスがねえ(もう百回言いました)。
 あとは明日のパチューカ対チバス。うーん、どっちかと言うとやはりパチューカに勝ってほしい。けどここでスーペルリーデルの呪いが降りかかるのも悪くはない!? ふっふっふ、と訳のわからない期待をしておきます。


 と土曜の晩に書いて、そして日曜の試合。

● パチューカ対チバス(14日17時)2−3
 これまた輪をかけてスペクタクルな試合でした〜。パチューカは第一戦で相手のオウンゴール献上もあって2−1で勝っている。しかも順位上なので引き分けでもよく、チバスは2点差以上で勝たないとダメ。なので、パチューカとしては今度はホームでもあるし、割と余裕だった。スタメンは、いつも後発のレルヒスが入っている以外は、通常通り。
 チバスは昨日、5月12日が100周年だったとか。で、メンバーは今日は若手少な目の四人、あとは通常メンバー。GKは例のミチェル。この子、なんか見てるだけで笑えるんだよね〜。表情少なくてぼけ〜っとしてるんだけど、反応だけは鋭い。で、スーパーセーブで止めても、やっぱりぼ〜〜っとしてる。今までどこに行っても控えばっかりでろくに試合に出してもらえなかったようだけど、今回は注目浴びてるようだし、オスワルドがどっか移籍になってくれたら春が来るかなあ。タラベラはかわいそうだけど、でもタラベラよりうまいもんな。
 試合内容、全体としては明らかにチバスのほうが優っていた。特に前半は、パチューカいいように引っ掻き回されっぱなし。仔ヤギども相手に情けないったら。チバスのシュートがどんどん飛ぶ。パチューカはその合間にちょこっと攻撃も、という程度。
 おまけにパチューカの守備陣は寝ぼけてるんだか何なんだか、まあボフォもGKカレロにまで嗅ぎまわるようにチャンスを狙っていて、餓えたコヨーテのようで、まあやる気があるのはいいことですが。
 それでも誰だったかパチューカのすごいシュートをミチェルがこれまた目に留まらない速さで弾くシーンもあって、試合はどっちに転ぶかまるで予測できない。
 ところが37分、チバスのU−17選手エスパルサが受けたボールを器用に持ち回って相手DFを撹乱。守備陣形が完全に崩れたところでシュート。これで総合引き分け、パチューカ、崖っぷち。カレロ、ボールを持ち出そうとするボフォと揉み合って、何やってんの。どっちも体格いい上にスキンヘッドだから怖い。やめて。
 それからまたすぐの42分、ボフォがゴールを決めたが、その直前にディエゴ・マルティネスか誰かがファウルを取られて審判が笛を吹いていたので無効。まああのシュートはカレロ、止めようと思えば止められただろう。けど、笛が鳴ったから見送るなんて、いいのかそんな怠惰なことで。

 さて、後半に入って背水の陣のパチューカ、少しは立て直していつもの攻撃で押し上げる。ヌニェス、チティバ、ランディンがどうにかリズムを取り戻してきてるか? 
 しかし12分、クエバスがボールを持っていつもどおりエリア内をうろうろしてたら、相手DFに倒されPK獲得。せこいけどこの際何でもいいから引き離しておきたいしね。ヌニェスがばっちり決めて、パチューカ1−1に。これでチバスはまた2ゴール必要になって、パチューカはかなり息がつけた。サポーター席はもう決まったかのような喜びよう。
 ところが18分、今度はチバスがPKを得てしまった。エリア内でボールを持ったディエゴに対峙していたクエバスが、シュートを腕に受けてしまったため。元の木阿弥、しかもまたクエバスだし。ボフォが決めて1−2.パチューカ再び崖っぷち。
 チバスはマヌエル・ソルと交代で入ったアルベルト・メディーナが何度も独走してゴールを狙う。危ない危ない。しかし26分、ゴールを決めたのはボフォだった。どこから来たボールだっけなあ、チバスが奪い返してゴール前に放り込み、そこにいたボフォが受けて、飛び出したカレロともつれ合って倒れながらシュートを決める。オフサイドじゃないのか、と思ったけど、DFピントが上がり損ねていた。1−3、チバス、二度目の奇蹟を起こしてしまいました。パチューカ、真っ青。
 その直後にパチューカのDFモスケーラがゴールを決めたけど、これはオフサイド。
 もう必死必死のパチューカ、がむしゃらに攻撃、ランディンがシュートしガルシアが弾き、ランディンもう一度シュートしGKミチェルが弾き、ランディン三度目のシュートし、今度は上に外した〜、とか。見てるだけで疲れます。
 37分にはボフォが絶好のチャンス、誰もいないところでパス受け、カレロと一対一でシュート、しかしカレロ受け止めた!
 さらに攻撃攻撃のパチューカもうムチャクチャ。観客席ではパチューカのサポーターがみんな泣いてます。チバスのサポーターたちは奇蹟の実現に踊りまくってるし。
 45分を過ぎて、ロスタイム3分の合図。時計は回る。うちのダンナはもう立ち上がって、食べたお菓子のゴミとか始末にかかってるけど、私は目が離せないです。まだ1分あるよッ!
 最後のフリーキックにカレロも出張してきて、しかしチバスのDFに飛ばされて無駄に終わる。戻ろうとしたカレロ、あれ、もう一度フリーキック? とまた相手ゴール前に戻って、時計はもう48分過ぎて7秒ほど。これがホントに最後のプレイ。で、カバイェロのキックにパチューカ全員エリア内で、飛んだー! 入ったーーーっ! カレロとモスケーラがほぼ同時に同じ場所で飛んで、しかし結果的に決めたのはモスケーラ。カレロ、野球帽かぶったまんまヘディングする気だったんかい?
 観客席も総崩れ、チバスのほうのサポーターは呆然。カレロは雄叫び上げてピッチを走り回って、決めたモスケーラはチームメイトとマスコミとでもみくちゃ。審判、試合終了の笛ちゃんと吹いたんかいな? 
 カレロ、絶対脱がない(古いインタビュー、自宅らしいところでやってるのを見ましたが、部屋の中でもかぶってました)帽子を脱いでるしさ〜。あ、ほんとだ、頭に傷あるね。初めて見ました。
 まあ試合内容としてはチバスのほうが上だったので、この結果はちとかわいそうではあった。サッカーって不公平なこともあるよね、よく。でもいい試合でしたよ、うんうんうん。

 というわけで、来週の決勝戦はなんと!リーグ一位だったパチューカが決勝に進出〜!
 そんなことってあるのね〜(笑。
 そしてこれはもう百一回目ですが、降格寸前だった……、もう言わなくていいですか?(笑
 そういうわけです。はい。





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