五輪予選準決勝と、米国生まれのメキシコ人たち

五輪予選の準決勝、これに勝てばもう五輪出場決定、という試合。
昨日終わりました。

グアテマラ対ホンジュラスは延長までやってスコアレスドローの末
ＰＫ戦でホンジュラスが６−５と、グアテマラを下してしまった……。
それについての涙の観戦記はmonjablancaさんのところでどうぞ

HONDURAS: Kevin Hernández; Quiarol Arzú, David Alejandro Molina, Erick Morales, Rigoberto Padilla; Ramón Núñez (m.64, Georgie Wilson Welcome), Marvin Sánchez, Hendry Thomas, Óscar Morales; Luis Alfredo López (m.117, Irvin Reyna) y Jefferson Bernárdez (m.77, José César Güity). Seleccionador: Alexis Mendoza.

GUATEMALA: Ricardo Jerez; Carlos Castrillo, Cristian Noriega, Wilson Lalín, Rafael Morales; Jean Márquez, Manuel León, José Manuel Contreras, Marco Papa (m.46, Jairo Arreola; m.119, Jonny Brown); Marvin Ávila y Carlos Villa (m.60, Maynor Ignacio López). Seleccionador: Rodrigo Kenton.

ARBITRAJE: El trinitense Neal Brizan expulsó por doble amonestación a Cristian Noriega (m.101), y mostró tarjetas amarillas a Hendry Thomas y Ramón Núñez.

Penaltis: por Honduras marcaron Oscar Morales, Hendry Thomas, Irvin Reyna, Marvin Sánchez, Rigoberto Padilla y Norales; por Guatemala marcaron José Contreras, Marvin Ávila, Jonny Brown, Jean Márquez, Wilson Lalin.

その後に続いたＵＳＡ対カナダは、
まあそんなもんだろうなの３−０でＵＳＡがあっさり勝利。

USA: 1-Chris Seitz – 2-Marvell Wynne, 3-Michael Orozco, 5-Nathan Sturgis, 6-Maurice Edu-C, 7-Stuart Holden, 10-Dax McCarty, 11-Freddy Adu (82: 20-Eddie Gaven), 12-Jozy Altidore (75: 9-Charles Davies), 16-Sacha Kljestan (88: Robbie Findley), 17-Jonathan Spector. Booked: Altidore 66’
TD: Peter NOWAK

CAN: 18-Joshua Wagenaar – 2-Graham Ramalho (54: 9-Andrea Lombardo), 4-Dejan Jakovic, 5-Andrew Hainault-C, 6-Nikolas Ledgarwood, 7-Andrazes Ornoch, 10-Will Johnson, 11-Tosaint Ricketts, 14-Tyler Hemming, 15-Tyler Rosenlund (76: 17-Marcus Haber), 16-Keegan Ayre (30: 13-Kyle Hall). Booked: Hainault 47’, Johnson 89’
TD: Nick DASOVIC

GOLES: 1-0, m.15: Eddie Gaven; 2-0, m.50: Freddy Adu; 3-0, m.78: Sacha Kljestan.

ARBITRAJE: El costarricense Walter Quesada.

というわけで、三位決定戦がグアテマラ対カナダ、
決勝はＵＳＡ対ホンジュラスと、
グループリーグでやったのになあ、の顔合わせになっちまいましたが、
ともかく、ＵＳＡとホンジュラスが五輪出場です。おめでとう〜。

◆

ところで、考えたら、メキシコ人（？）がひとりだけ
五輪出場果たしたわけなんですよね、これ。

マイケル・オロスコ、サンルイスのＤＦですが、
二重国籍の持ち主で、今回初めてＵＳＡ代表に選出されました。
まあその時点でメキシコ的には裏切り者ですがメキシコ人じゃないわけですが。

でもオロスコ、その選択は正しかった……。
まあＵＳＡで活躍してるサッカー関係者にメキシコの血筋の人って
数えだしたらキリがないほどいるんでしょうけど、
今回も一応そこそこ使ってもらってるみたいだし
（キューバ戦出場せず、パナマ戦フル出場、ホンジュラス戦は不明で
　準決勝はフルタイムです）
まあアメリカ代表として活躍してください。

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過去と言っても、こないだ留守をしていたあいだのことなんですが。

メキシコ人選手しか入れないチバスに、
ヘスス・パディーヤという若手選手がいるんですが。
１９８７年３月３日生まれ、となってます。
生まれたところは（medioのデータだと）ハリスコ州サンミゲルってとこ。
ハリスコ州のチバスにしたら地元民ですわな。

ＦＷで、２００６年くらいからちょこちょこ交代要員として入ってますが、
まだゴールはないし、そんなに目立つ存在じゃないです。
てか、私は知りませんでしたよ。

その彼が、実は、本当は生まれたのは米国だった、
すなわちグリンゴ（アメリカ人）だった！
という情報がなぜか突然流れたらしい。
いや、そもそもグリンゴってあだ名だったらしいですが。

また脱線しますが、メキシコでグリンゴっつったら、
アメリカ（クラブ・アメリカね）のＤＦカストロです。
グリンゴ・カストロ、で覚えちゃってるので、本名忘れました。
調べたら、ホセ・アントニオ・カストロだそうです。ほー。
この人も、アメリカ生まれなんかしらん？
でもメキシコ国籍持ってるし、代表でもプレイしてるし、
今さらどうこう言われる立場ではないですけどね。

で、ヘスス・パディーヤに話を戻して、
この人は結局なに人なんだ、チバスにいてもいいのか、
てな話になったらしい。
で、こちらの記事で釈明されてますが
両親ともメキシコ人で、仕事でカリフォルニアのサンホセに行ってて、
そこでヘススは生まれたけど、
生後１０日でメキシコに戻ってそこで出生届を出した、と。
だから今まで、アメリカで生まれたってことは明るみには出なかったんだ〜。
まあ、ってことは別に、アメリカ国籍を持ってるわけでもなさそうですが。
なんか、どうもアメリカが代表選手としてパディーヤに目をつけたらしい。
あんた、アメリカ生まれだろ、だったら国籍あるわけだからうちでプレイしない？
とか？
でもパディーヤは「誇り高いメキシコ人」である、
「ノパールよりもメキシカンである」と主張してます。
メキシコ代表でプレイすべく努力するが、アメリカはいらんと。
ま、嬉しい発言ですわね、その判断の是非は問わないとして。

チバスは、出生届がメキシコなんだから問題ないと言ってます。
それもまあ当然。

しかしその後に、マイケル・オロスコのアメリカ代表招集があったわけですが。
実際に呼ばれちゃうと、断わるのは勇気がいるよなあ。
まあパディーヤの場合、もしアメリカ代表の招集を受けたら、
チバスにいる資格を失うことにはなりそうで、
それ以外のクラブなら特に問題はないわけですがね。

テラサスさんのこの件に関する漫画が面白かった
チバス「他に何か隠してることはないだろうな！？」
パディーヤ「ないけど、"ガウチョ"・アヴィラがアルゼンチン人じゃないかどうか調べたほうがいいかもね」

チバスには今回五輪予選にも呼ばれたセルヒオ・アヴィラって選手がいます。
あだ名はガウチョ（アルゼンチン人）。
どうしてなんでしょうね。
あだ名が命取り、ではないですが、ちょっとした波紋を引き起こすこともあるんですね。

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