長らくご無沙汰しました。
旅行から帰ってからしばらくダラダラごろごろしてたんですが、
今日からまた試合が始まるので、そうもしていられなくなった!
書いておきたいニュースもたくさんあるのですが、まずはやっぱりこれ。
個人的大ニュースです。
今回は地球一周以上の距離を移動してきたんですが、
そのなかでドイツ旅行ってのが入ってまして。
もちろん観光とは程遠いところばかり廻ってきましたが、
そのひとつがドゥイスブルク。
知り合いがいるもんで。
で、ドイツ旅行の予定は、母にお任せしてたんですが、
ふと考えたら、ドゥイスブルクってオランダと近いよなあ……。
……例によって話が長くなりますので、
ものすご〜〜〜く暇なかただけ、続きからどうぞ。
【その他:選手の素顔とかの最新記事】
ドイツ留学時代も、友達に誘われて車でオランダへ遊びに行ったり、
週末にアムステルダム観光してきたり、ということはありましたが、
自力で行くのに気軽と言えるほど近い感じはなかったです。
でも調べてみると、マジで近いよ、
ドゥイスブルクとアイントホーフェン。
しかも私がドイツ滞在中の週末の試合はフェンローで!?

クリックで拡大します。
グレイの線が国境で、フェンローはまさに国境の町。
アイントホーフェンだって、ドゥイスブルクから
車だったら一時間以内か!?
と言うわけで、まず試合を見に行くことを考えましたが、
旅行全体のスケジュールと、週末は南部で人との約束など考えると、
まあかなり無理っぽいかも。
それにチケットが手に入るかどうか……。
アイントホーフェンから近い町だけに、
ホームアウェイとも満席かもだし。
それよりは練習を見に行くほうが、選手に声もかけやすいかも!?
などと無謀なことを思いついたのも、
トラベラーズハイになっていたからでしょうか。
ドゥイスブルクに滞在する予定だった3月26日(金)、
PSVは朝の10時から11時半まで練習と
スケジュール発表されてました。
ドゥイスブルクを寒い朝の7時にトラムで駅まで。
ところがトラムから駅までがけっこう歩かされて時間ぎりぎり。
まあいいや、切符は電車の中で買おうと思ってホームに上がったら、
やってきた電車のドアに
「有効な切符のみで乗車してください」とある。
そんなこと今さら言われても。
まあ何とかなるだろうと乗り込みましたが、乗換駅まで車掌は来ず。
ヨーロッパはどこもそうですが、日本のように改札口はなく、
乗るのは自由ですが、改札は普通車内できっちり来ます。
そこで切符を買うと割高になるという話ですが、
私はドイツ時代一度しかそれをやったことがなく、
そのときは私の息の切らしように、
時間がなかったという話を信用したのか、
同情してくれたのか(貧乏学生丸出しだったし)、通常料金でした。
ちなみにドゥイスブルクからアイントホーフェンまで車だと一直線、
でも電車だと大きなS字を描いて二回乗り換え、二時間かかります。
最初の乗換駅、Viersenでは乗り換え時間が5分。
最初の電車が遅れていたので、乗り換え時間はゼロ。
降りたとたん目の前に滑り込んできた電車にまた乗りました。
「有効な切符のみで(以下略)」と言われても時間ないんだってば。
ところがここでも、車掌が来ず。
国境の町フェンローでは20分ほどあったので、
そこでようやく切符購入。
行きは電車代半分以下ですんでしまいました。
さて、アイントホーフェンの駅に降り立ち、
町の中心部と書かれた出口へ。
インフォメーションで英語とドイツ語ちゃんぽんで、
スタジアムに行くにはどうすればいいですか〜、と訊ねると、
ここを出て右。歩いても行ける、とおじさん。
歩いて!? ホントッ!?
小雨が降ってましたが、歩いていきました。
さすがフィリップスの町、町中フィリップスだらけです。
途中でちょっと心配になったので、
歩いている兄ちゃんを呼び止めて
スタジアムどこですか〜、と訊いたら、
あっち、あそこに見えてる、と指差して教えてくれました。

見えた〜! フィリップス・シュタディオン。
このどこかにファンショップが。

こっちみたい、と思って行ってみたらありました。
全面ガラス張りなので、どこが入り口だかわからずうろうろ。
ようやく見つけて入っていくと、ユニが勢ぞろい〜。
若いお兄ちゃんがへたくそな英語で声をかけてくれます。
私の英語とどっこいなのでとても気楽。
でもコミュニケーションは難航。
今思い出すと笑えます。
とにかくおサルの名前の入ったユニがほしい!と言うと、
赤いの、黒いの、どっち? と言われる。
どっちも〜。
吊り下がっている中から探し出してくれたのは、LLサイズ。
あなたにはちょっと大きいと思うけど……と兄ちゃん。
まあぜったい着たいというわけでもないからいいか。
と思ってたら、マサのだったらあるけど……?と薦めてくれる。
うははは〜、すまん、でもマサのはお金出して買うほどでもなあ。
そしたら兄ちゃんが、
一文字いくらで名前入れるサービスもありますが、
と言うんですよ。そうだよねえ、あるはずだと思ったよ。
でもあさって取りに来てくださいとかだと困るんだけど、
と思ったらすぐできるというし。
な〜んだ、そんならそれやってください。
ユニ自体、思ってたよりけっこう安かったし、
文字代加算しても、そこそこのお値段です。
というわけで、ホームユニ二枚とアウェイユニ一枚に
名前を入れてもらいました。
入れてもらってるあいだに店をうろうろして、
見つけたアウェイ仕様のTシャツを、
一枚は自分用に、もう一枚はダンナへのお土産に。
ふたりがかりでせっせとアイロン押して名前を入れてくれて、
でっかいビニール袋ふたつにそれを入れてくれて、
さらに兄ちゃんに訊く私:練習場へはどうやって行けばいい?
兄ちゃん、店のパソコンで
まず練習やってるかどうか確認してくれる。
今ちょうど練習中だけど、バスとか乗れる?と訊いてくる。
乗れないと思う、と答えたら、
じゃあ、と練習場の名前をメモしてくれた。
それを握り締めてタクシーを求めて徘徊する私、
時間はそのとき10時半くらい。
結局駅前まで戻って、タクシーを見つけるも、
ものすごいワゴンタイプ。
え〜、なんか高そうだし、いやだな、
もっと普通のタクシーはないのか、と悩みつつ、
そこらの看板でタクシーの説明を読む(オランダ語です)。
そんなことをしてたら
タクシーの割り当て係のおっちゃんが近付いてきて、
タクシーか?と訊くので、そうだ、と言ったらやっぱりワゴン車。
あの〜、これ、普通のタクシーなの?と訊いたら、
ぶぶっと笑われました。
そうだよ、というので覚悟を決めて乗ります。
運転手はなぜか女性、50歳くらいかなあ?
メモを見せて、ここお願いしますというと、
ハイハイと走り出しました。
どれくらいかかるんだろうと不安になって
(到着したころには練習終わって無人とか)
訊いてみたら、10分くらい、って言ったかな。
あ、そんなら余裕だな、と安心して任せました。
練習場のどこに行きたいの、と訊かれるので、
選手が練習してるとこ、と答える。
そしたらちゃんと駐車場につけてくれて、
その奥にそれらしき人影がッ!
ドキドキで飛び出そうとする私に、
運転手のおばさんが名刺を渡してくれました。
帰り、タクシーが必要だったらここにかけてくれたらまた来るから。
言われて見回すと、すごい林の中で、帰るのに苦労しそうだ。
うんうん、ありがと、とその名刺を握り締めて練習場に行きました。
新しい眼鏡(近視用)とズーム20倍の新しいカメラが
今回の私の、心強い味方です。
高さ20cmくらいのただの横棒の柵に囲まれた練習場で、
たむろしているのはけっこう年配のおっさんたち。
ひとりだけ女性がいました。
でも言葉通じないし、とにかく何となく並んで練習を眺める〜。

いた〜! おサルだよ、マサだよ。
左にアフェライ、右にマルチェリス。
真ん中にいるのはもちろんルッテン監督です。

みんな後ろ姿とかですいません、
歩み寄っているのはコクーだったと思います。

せっかくのズーム機能も、手振れするのと、
どきどきしちゃうのとで、なかなかうまく使えない〜。
マサ、邪魔〜!

この選手はけっこう何度もサルシードと組んで練習してたんですが、
誰なんだろう?とずっと思ってました。
このごろあんまり試合見てないけど、わりとみんな名前わかるなあ、
なんてひとりでほくほくしてたのに……。
帰ってから調べたら、たぶん、アンディ・ファン・デル・メイデ、
ブラジル人かなあと思ったら、オランダ人なんですね。
3月にPSVに入ったばかりらしいです。
どーりで、知らないはずだ!?
おサルがお世話係になってるんでしょうか。
あと、ジュジャークは練習途中で柵を飛び越えて、
見学人の後ろにある控えの建物に入っていったきり
戻ってきませんでした。
ちなみに私、この日はチバスのユニを着ていきました。
おサルが私を見て、自分目当てで来たってわかってくれるように。
半袖のユニ一枚の上に、綿も何も入ってない薄い上着一枚。
電車の中やスタジアムまで歩いているうちは寒くなかったんですが、
じいっと立って小雨の降る寒風のなか、練習を見ていると、
やっぱ寒いわ〜。
上着の前をそれでも頑固に開けて、チバスユニを誇示する私。
周りのオランダ人が、こいつ何者!?みたいに
私の胸元を覗きこみます。
赤白の縦縞って、チバスもPSVも同じだしねえ。
ちょっと目が合ったらハローって挨拶はしましたが、
正直言って、私はそれどころじゃありません。
ミニゲームとか始まって、おサルが目の前に走ってくる、
すごい迫力ですよ。
カメラ向けることもできない
(練習中に気が散ったらいかんと思って)。
小さい女の子を連れてきているお父さんもいましたが、
ボールが近付いてくると、女の子を抱え込んで守ってました。
事実、柵なんてないに等しいですからね。
その一方で、転がり出たボールを女性が拾って蹴り返したら、
ゲームしてるフィールドに入っちゃったりして、
周囲が焦ったりして。面白い〜。
オランダ人たちが、リベロがどうとか、ディフェンスがこうとか、
声高に議論しながら練習見てるの、なんかうらやましかったです。
言ってることがもっとちゃんとわかればなあ。
いくらドイツ語と似てるからって、会話ではさすがに無理、
単語がときどき聞き取れる程度です。
11時半までと思っていた練習、
結局12時少し廻るくらいまで続きました。
そのあいだ、おサルはマサと一番よくおしゃべりしてましたが、
合間に監督に襲われて、じゃれて逃げたりして、
けっこう仲良さそう。
前の監督と違って、ちゃんとうまくやってるようで安心しました。
さて、緊張の一瞬、練習の終わった選手たちが
ドドドド!とこちらへやってくる!
闘牛の群れがやってくるような迫力です。
低い柵を越えて、後ろにある建物に入っていくんですが……。
うわ〜〜、どうすりゃいいの、とパニくった私、
たまたま隣に立ってたオランダ人のおじさんに、ドイツ語で
「こ、声かけていいのかなッ!?」と質問。
そしたらそのおじさんが、大声で「カルロス!」と
おサルを呼び止めてくれました。
ところで私、ここまでにもう
さんざん日本語とドイツ語をしゃべりまくり、
オランダに来てからはカタコトの英語をひねり出し、
おサルを前にして、えーとえーと、スペイン語だ!
んで、最初はちゃんとスペイン語しゃべってたんですよ。
日本人だけどメキシコ住んでてファンなんです!までは
確かにスペイン語。
でもそのあと、あわあわしちゃって、
気がついたらドイツ語になってた……orz
でも「サインしてもらっていいですか」は確かに
ドイツ語だったけど、うん、いいよ、と頷くサルシード。
まあこういうときにファンが要求することなんて決まってるかも。
そこで、はるばる持っていったメキシコ代表ユニと、
買ったばかりのPSVのホームユニに
(アウェイユニは黒くてサインできない)
ちゃっかりサインを獲得。ありがと〜〜!
そこへ、他の人たちも寄ってきてサインを求め始めたので、
えーと、マサは? と思って見回すと、
ああ〜、もう建物に入るところ!
いやね、ユニを買うほどじゃあないけど、
せっかく持ってきたメキシコ代表ユニには
並んでサインしてもらおうかなと。
てか、本当はおサルだけにいちゃいちゃしたら、
マサが気を悪くするかと思って。
とにかくあとを追っかけて、
こちらはなぜか自分ですんなり声をかけ、
サインしてもらいました。
が、マサは意外と愛想悪くて
(トイレ行きたかったとかかもですが)、
サインだけして、じゃあね、と言ってさっさと行ってしまいました。
まあいいや。

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これがそのメキシコ代表ユニと、二人のサインです。

そしてこちらがPSVユニと、おサルのサイン。
ペンが細くて、あんまり目立たないのが残念ですが……。
うちにあった適当なペンを持っていっちゃったもんで。
マサが行っちゃって、おサルのところに戻ると、
まだまだファンに囲まれていろいろサービス中。
なんか、一時期調子悪かったころにファンフォーラムでも
さんざん叩かれてたのに、
それでもこんなにファンがいるんだなあ。
マサはどうなってるんだ……? よくわかりません。
かなり年配のご夫婦が、PSV特製アルバムみたいなのを持ってて、
おサルの写真が大1枚、中2枚、小3枚てな感じに貼ってあるのへ、
一枚ずつ全部サインしてもらってたり(英語で話しかけてました)、
けっこうみんないろいろ要求してんな〜。
私も今着てるチバスシャツに……とか思いましたが、
それをすると寒空にお腹をさらすことになりそうなので諦めました。
でもでも、写真は撮りたいぞ〜!
というわけで、もう一度声をかけて、写真撮らせてください〜。
いやあ、もうね、私のン十年の人生で、
こんなミーハーやったの生まれて初めてですよ。
でもこんなチャンス、今度いつあるかわかんないし、
後悔はしたくない。
とりあえず取り出したカメラで、突っ立ってるおサルをバシッ!
それから、さっきから私を見ていたおじさんたちの集団が
撮ってあげようと手を出してくれたので、
喜んでツーショット撮ってもらいました。
でもその写真は私の宝物ですので、
というか一応有名人の写真を載せると肖像権に触れるっぽいので、
ここには載せません、ご了承ください〜。
んで、なぜか私がおサルにではなくて、おサルが私に、
「じゃあね、頑張れよ〜」と声をかけてくれて、
あわあわしてるうちにおサルは行ってしまいました。
私が、これ以上何をがんばるというのだ……。
しかし、正直に言って、間近で初めて生で見るおサルは……
カッコよかったです。
イケメンとかの世間の基準は私にはわからんというか、
まあたぶん普通にイケメンの部類には
まったく入らないと思うんですがね、
でも実物見たら、やっぱカッコよかったわ〜、としか言えないかも。
あ、それと、頭がでかかった!
でもこんなこと、うちのダンナに言ったら、
また無言でムッとするだろうなあ、
などと考えるとよけいひとりでニヤニヤしてしまう亀でした。
そこへ、好奇心抑えきれずに話しかけてくるオランダ人のおじさん。
あんた、メキシコ人なの? とな。
英語なので、ものすごく単純に説明したら、
ほ〜、と納得してくれました。
さて、興奮が過ぎ去って、タクシーだ、電話だ。
テレフォンカードはドイツで買ったのを持ってましたが、
これ、オランダでも使えるんかしらん?
EUになってからお金も共通で使えるんだしねえ?
あとでテレフォンカードをじっくり読んだら、
認識番号を入力するとかして使う方法があったようです。
でもとりあえず公衆電話だってあるのかどうか?
さっきのおじさんに、電話ありますかと訊いたら、
そこのクラブバーにあるよ、と教えてくれました。
なるほど〜、みんなバーに入って一杯。
冷えた体を温めつつ、今日の練習の成果をあれこれ議論中?
またも入るところがわかんなくて、違うガラス戸から覗き込み、
中のおっちゃんに、あっちあっちと手を振られ、
そこから入ってって、うーん、これが公衆電話かなあ?
ドイツのとだいぶん形も違うし、やっぱり使い方がわからん。
バーテンダーの兄ちゃんに、タクシーの名刺を見せて
タクシー呼びたいんだけど、と言ったら、
ふーんと言ってその名刺を取りつつ、自分の携帯を取り出しました。
あれれ、呼んでくれるの、ありがと〜!
こういうとき、チップでも渡すべきだったんでしょうかね。
すいません、ご好意に甘えただけで出てきてしまいました。
5分くらいで来るって言ってたよ、と兄ちゃんが言うので、
さっきタクシーを降りた駐車場で待ってたら、
その駐車場に、車のことさっぱり知らない私でも気がつくくらい、
ものすげえ高級車とか並んでるんですよねえ。
これ、やっぱり選手の車だよねえ。おサルのはどれなんだろう。
などと考えてたら、タクシー到着。
あれえ、さっきのおばさん運転手だよ。
名刺には番号が四つくらい書いてあったので、
会社の番号だと思うんですが。
でも嬉しい。
行きは後部席に座ってたんですが、
帰りはおばさんが助手席のドアを開け、
こっちに乗りなさいよ〜、と言うので、お言葉に甘えて。
PSVのファンなの? とまたまた運転手さんの尋問。
メキシコ在住なのでメキシコ人選手に会いにきました、と言ったら、
あー、サルシードと、もう一人誰だっけ、とおばさん。
マサ・ロドリゲスです、と言いつつ、
おサルはしっかり名前覚えられてて嬉しい。
いやいや、マサもまだこれからだよね。頑張ってください
(ここで言っても無意味か)。
無事に駅に到着し、さて、朝はあんなに改札なかった路線、
まるまる切符買うのはバカらしい気もするが、などと
ケシカランことを考えつつ、
でもまあせっかくのよい日を変なことで汚点つけるのもな、と反省、
アイントホーフェンの駅でちゃんと
ドゥイスブルクまでの切符を買いました。
そしたら……なんと改札来たんですよ、それも二回も!
しかも一度は、外国人だけどドイツ語堪能な兄ちゃんが、
わざわざ車掌のところへ降りてきて(二階建ての車両だった)、
切符が買えなくて、今払いたいんですけど、って言ってるのに、
車掌は頑として、車内での切符販売はしてないからの一点張り。
その兄ちゃん、あーだこーだ言い訳してましたが、
結局罰金請求書送るからと住所書かされてました。
それ見て、ぞー。
行きでもしも車掌に捕まってたら
アイントホーフェン行き着けなかったかも。
行けても、練習の時間とっくに終わってたとかだったかも。
なんてラッキーだったんだろう、私ってば。
というわけで、無事にドゥイスブルクへ戻り、
あー、すっきりドイツ語しゃべれるってなんてラクチン、
とか感動しつつ、知り合いと母に合流したのでした。
ちなみに、二枚買ったホームユニのうち、
サインをもらわなかったほうは、
一応サルシードファンであると主張している母に
プレゼントしたんですが、
実家に戻って、私だけ数日出かけ、戻ってきたら……

こんなことになってました。
いや、写真をぼかしたのは私です。
散らかった部屋を公開して〜、とか文句言われるといかんと思って。
居間のど真ん中にぶら下がって、
エアコンの風でぐるぐると回転してました。
ちなみに、宝物の写真は父親のプリンタで
プリントアウトしてもらいました。
ダンナに見せたらどう反応するか、ちょっと心配してましたが
(カーンのときはヘラヘラ笑ってたダンナですが、
おサルにはちょっと違う反応するんで)、
何となく別にどうということもなかったようです。
ま、内心はどうなんだか知りませんがね〜。
いや〜、今思えばもっとちゃんといっぱいおしゃべりしたかった、
もっとうまくスペイン語話せるかと思ってたのに、
などなど後悔のタネも尽きませんが、
とにかく半日費やして行っただけの甲斐は充分以上にありました。
ドゥイスブルクの知り合いもサッカー好きなドイツ人なので、
行く前にちょっと気弱になって、行かなくてもいいかな〜、
なんて言ってた私に、いいから行っておいでよ、と
元気付けてくれたのもありがたかったです。
オランダ人もみんな親切だったしね〜。
さてと、あとはワールドカップで頑張ってもらうだけですね!
(そちらこそ頑張ってくださいって言うの忘れたのは棚上げ)
週末にアムステルダム観光してきたり、ということはありましたが、
自力で行くのに気軽と言えるほど近い感じはなかったです。
でも調べてみると、マジで近いよ、
ドゥイスブルクとアイントホーフェン。
しかも私がドイツ滞在中の週末の試合はフェンローで!?
クリックで拡大します。
グレイの線が国境で、フェンローはまさに国境の町。
アイントホーフェンだって、ドゥイスブルクから
車だったら一時間以内か!?
と言うわけで、まず試合を見に行くことを考えましたが、
旅行全体のスケジュールと、週末は南部で人との約束など考えると、
まあかなり無理っぽいかも。
それにチケットが手に入るかどうか……。
アイントホーフェンから近い町だけに、
ホームアウェイとも満席かもだし。
それよりは練習を見に行くほうが、選手に声もかけやすいかも!?
などと無謀なことを思いついたのも、
トラベラーズハイになっていたからでしょうか。
ドゥイスブルクに滞在する予定だった3月26日(金)、
PSVは朝の10時から11時半まで練習と
スケジュール発表されてました。
ドゥイスブルクを寒い朝の7時にトラムで駅まで。
ところがトラムから駅までがけっこう歩かされて時間ぎりぎり。
まあいいや、切符は電車の中で買おうと思ってホームに上がったら、
やってきた電車のドアに
「有効な切符のみで乗車してください」とある。
そんなこと今さら言われても。
まあ何とかなるだろうと乗り込みましたが、乗換駅まで車掌は来ず。
ヨーロッパはどこもそうですが、日本のように改札口はなく、
乗るのは自由ですが、改札は普通車内できっちり来ます。
そこで切符を買うと割高になるという話ですが、
私はドイツ時代一度しかそれをやったことがなく、
そのときは私の息の切らしように、
時間がなかったという話を信用したのか、
同情してくれたのか(貧乏学生丸出しだったし)、通常料金でした。
ちなみにドゥイスブルクからアイントホーフェンまで車だと一直線、
でも電車だと大きなS字を描いて二回乗り換え、二時間かかります。
最初の乗換駅、Viersenでは乗り換え時間が5分。
最初の電車が遅れていたので、乗り換え時間はゼロ。
降りたとたん目の前に滑り込んできた電車にまた乗りました。
「有効な切符のみで(以下略)」と言われても時間ないんだってば。
ところがここでも、車掌が来ず。
国境の町フェンローでは20分ほどあったので、
そこでようやく切符購入。
行きは電車代半分以下ですんでしまいました。
さて、アイントホーフェンの駅に降り立ち、
町の中心部と書かれた出口へ。
インフォメーションで英語とドイツ語ちゃんぽんで、
スタジアムに行くにはどうすればいいですか〜、と訊ねると、
ここを出て右。歩いても行ける、とおじさん。
歩いて!? ホントッ!?
小雨が降ってましたが、歩いていきました。
さすがフィリップスの町、町中フィリップスだらけです。
途中でちょっと心配になったので、
歩いている兄ちゃんを呼び止めて
スタジアムどこですか〜、と訊いたら、
あっち、あそこに見えてる、と指差して教えてくれました。
見えた〜! フィリップス・シュタディオン。
このどこかにファンショップが。
こっちみたい、と思って行ってみたらありました。
全面ガラス張りなので、どこが入り口だかわからずうろうろ。
ようやく見つけて入っていくと、ユニが勢ぞろい〜。
若いお兄ちゃんがへたくそな英語で声をかけてくれます。
私の英語とどっこいなのでとても気楽。
でもコミュニケーションは難航。
今思い出すと笑えます。
とにかくおサルの名前の入ったユニがほしい!と言うと、
赤いの、黒いの、どっち? と言われる。
どっちも〜。
吊り下がっている中から探し出してくれたのは、LLサイズ。
あなたにはちょっと大きいと思うけど……と兄ちゃん。
まあぜったい着たいというわけでもないからいいか。
と思ってたら、マサのだったらあるけど……?と薦めてくれる。
うははは〜、すまん、でもマサのはお金出して買うほどでもなあ。
そしたら兄ちゃんが、
一文字いくらで名前入れるサービスもありますが、
と言うんですよ。そうだよねえ、あるはずだと思ったよ。
でもあさって取りに来てくださいとかだと困るんだけど、
と思ったらすぐできるというし。
な〜んだ、そんならそれやってください。
ユニ自体、思ってたよりけっこう安かったし、
文字代加算しても、そこそこのお値段です。
というわけで、ホームユニ二枚とアウェイユニ一枚に
名前を入れてもらいました。
入れてもらってるあいだに店をうろうろして、
見つけたアウェイ仕様のTシャツを、
一枚は自分用に、もう一枚はダンナへのお土産に。
ふたりがかりでせっせとアイロン押して名前を入れてくれて、
でっかいビニール袋ふたつにそれを入れてくれて、
さらに兄ちゃんに訊く私:練習場へはどうやって行けばいい?
兄ちゃん、店のパソコンで
まず練習やってるかどうか確認してくれる。
今ちょうど練習中だけど、バスとか乗れる?と訊いてくる。
乗れないと思う、と答えたら、
じゃあ、と練習場の名前をメモしてくれた。
それを握り締めてタクシーを求めて徘徊する私、
時間はそのとき10時半くらい。
結局駅前まで戻って、タクシーを見つけるも、
ものすごいワゴンタイプ。
え〜、なんか高そうだし、いやだな、
もっと普通のタクシーはないのか、と悩みつつ、
そこらの看板でタクシーの説明を読む(オランダ語です)。
そんなことをしてたら
タクシーの割り当て係のおっちゃんが近付いてきて、
タクシーか?と訊くので、そうだ、と言ったらやっぱりワゴン車。
あの〜、これ、普通のタクシーなの?と訊いたら、
ぶぶっと笑われました。
そうだよ、というので覚悟を決めて乗ります。
運転手はなぜか女性、50歳くらいかなあ?
メモを見せて、ここお願いしますというと、
ハイハイと走り出しました。
どれくらいかかるんだろうと不安になって
(到着したころには練習終わって無人とか)
訊いてみたら、10分くらい、って言ったかな。
あ、そんなら余裕だな、と安心して任せました。
練習場のどこに行きたいの、と訊かれるので、
選手が練習してるとこ、と答える。
そしたらちゃんと駐車場につけてくれて、
その奥にそれらしき人影がッ!
ドキドキで飛び出そうとする私に、
運転手のおばさんが名刺を渡してくれました。
帰り、タクシーが必要だったらここにかけてくれたらまた来るから。
言われて見回すと、すごい林の中で、帰るのに苦労しそうだ。
うんうん、ありがと、とその名刺を握り締めて練習場に行きました。
新しい眼鏡(近視用)とズーム20倍の新しいカメラが
今回の私の、心強い味方です。
高さ20cmくらいのただの横棒の柵に囲まれた練習場で、
たむろしているのはけっこう年配のおっさんたち。
ひとりだけ女性がいました。
でも言葉通じないし、とにかく何となく並んで練習を眺める〜。
いた〜! おサルだよ、マサだよ。
左にアフェライ、右にマルチェリス。
真ん中にいるのはもちろんルッテン監督です。
みんな後ろ姿とかですいません、
歩み寄っているのはコクーだったと思います。
せっかくのズーム機能も、手振れするのと、
どきどきしちゃうのとで、なかなかうまく使えない〜。
マサ、邪魔〜!
この選手はけっこう何度もサルシードと組んで練習してたんですが、
誰なんだろう?とずっと思ってました。
このごろあんまり試合見てないけど、わりとみんな名前わかるなあ、
なんてひとりでほくほくしてたのに……。
帰ってから調べたら、たぶん、アンディ・ファン・デル・メイデ、
ブラジル人かなあと思ったら、オランダ人なんですね。
3月にPSVに入ったばかりらしいです。
どーりで、知らないはずだ!?
おサルがお世話係になってるんでしょうか。
あと、ジュジャークは練習途中で柵を飛び越えて、
見学人の後ろにある控えの建物に入っていったきり
戻ってきませんでした。
ちなみに私、この日はチバスのユニを着ていきました。
おサルが私を見て、自分目当てで来たってわかってくれるように。
半袖のユニ一枚の上に、綿も何も入ってない薄い上着一枚。
電車の中やスタジアムまで歩いているうちは寒くなかったんですが、
じいっと立って小雨の降る寒風のなか、練習を見ていると、
やっぱ寒いわ〜。
上着の前をそれでも頑固に開けて、チバスユニを誇示する私。
周りのオランダ人が、こいつ何者!?みたいに
私の胸元を覗きこみます。
赤白の縦縞って、チバスもPSVも同じだしねえ。
ちょっと目が合ったらハローって挨拶はしましたが、
正直言って、私はそれどころじゃありません。
ミニゲームとか始まって、おサルが目の前に走ってくる、
すごい迫力ですよ。
カメラ向けることもできない
(練習中に気が散ったらいかんと思って)。
小さい女の子を連れてきているお父さんもいましたが、
ボールが近付いてくると、女の子を抱え込んで守ってました。
事実、柵なんてないに等しいですからね。
その一方で、転がり出たボールを女性が拾って蹴り返したら、
ゲームしてるフィールドに入っちゃったりして、
周囲が焦ったりして。面白い〜。
オランダ人たちが、リベロがどうとか、ディフェンスがこうとか、
声高に議論しながら練習見てるの、なんかうらやましかったです。
言ってることがもっとちゃんとわかればなあ。
いくらドイツ語と似てるからって、会話ではさすがに無理、
単語がときどき聞き取れる程度です。
11時半までと思っていた練習、
結局12時少し廻るくらいまで続きました。
そのあいだ、おサルはマサと一番よくおしゃべりしてましたが、
合間に監督に襲われて、じゃれて逃げたりして、
けっこう仲良さそう。
前の監督と違って、ちゃんとうまくやってるようで安心しました。
さて、緊張の一瞬、練習の終わった選手たちが
ドドドド!とこちらへやってくる!
闘牛の群れがやってくるような迫力です。
低い柵を越えて、後ろにある建物に入っていくんですが……。
うわ〜〜、どうすりゃいいの、とパニくった私、
たまたま隣に立ってたオランダ人のおじさんに、ドイツ語で
「こ、声かけていいのかなッ!?」と質問。
そしたらそのおじさんが、大声で「カルロス!」と
おサルを呼び止めてくれました。
ところで私、ここまでにもう
さんざん日本語とドイツ語をしゃべりまくり、
オランダに来てからはカタコトの英語をひねり出し、
おサルを前にして、えーとえーと、スペイン語だ!
んで、最初はちゃんとスペイン語しゃべってたんですよ。
日本人だけどメキシコ住んでてファンなんです!までは
確かにスペイン語。
でもそのあと、あわあわしちゃって、
気がついたらドイツ語になってた……orz
でも「サインしてもらっていいですか」は確かに
ドイツ語だったけど、うん、いいよ、と頷くサルシード。
まあこういうときにファンが要求することなんて決まってるかも。
そこで、はるばる持っていったメキシコ代表ユニと、
買ったばかりのPSVのホームユニに
(アウェイユニは黒くてサインできない)
ちゃっかりサインを獲得。ありがと〜〜!
そこへ、他の人たちも寄ってきてサインを求め始めたので、
えーと、マサは? と思って見回すと、
ああ〜、もう建物に入るところ!
いやね、ユニを買うほどじゃあないけど、
せっかく持ってきたメキシコ代表ユニには
並んでサインしてもらおうかなと。
てか、本当はおサルだけにいちゃいちゃしたら、
マサが気を悪くするかと思って。
とにかくあとを追っかけて、
こちらはなぜか自分ですんなり声をかけ、
サインしてもらいました。
が、マサは意外と愛想悪くて
(トイレ行きたかったとかかもですが)、
サインだけして、じゃあね、と言ってさっさと行ってしまいました。
まあいいや。
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これがそのメキシコ代表ユニと、二人のサインです。
そしてこちらがPSVユニと、おサルのサイン。
ペンが細くて、あんまり目立たないのが残念ですが……。
うちにあった適当なペンを持っていっちゃったもんで。
マサが行っちゃって、おサルのところに戻ると、
まだまだファンに囲まれていろいろサービス中。
なんか、一時期調子悪かったころにファンフォーラムでも
さんざん叩かれてたのに、
それでもこんなにファンがいるんだなあ。
マサはどうなってるんだ……? よくわかりません。
かなり年配のご夫婦が、PSV特製アルバムみたいなのを持ってて、
おサルの写真が大1枚、中2枚、小3枚てな感じに貼ってあるのへ、
一枚ずつ全部サインしてもらってたり(英語で話しかけてました)、
けっこうみんないろいろ要求してんな〜。
私も今着てるチバスシャツに……とか思いましたが、
それをすると寒空にお腹をさらすことになりそうなので諦めました。
でもでも、写真は撮りたいぞ〜!
というわけで、もう一度声をかけて、写真撮らせてください〜。
いやあ、もうね、私のン十年の人生で、
こんなミーハーやったの生まれて初めてですよ。
でもこんなチャンス、今度いつあるかわかんないし、
後悔はしたくない。
とりあえず取り出したカメラで、突っ立ってるおサルをバシッ!
それから、さっきから私を見ていたおじさんたちの集団が
撮ってあげようと手を出してくれたので、
喜んでツーショット撮ってもらいました。
でもその写真は私の宝物ですので、
というか一応有名人の写真を載せると肖像権に触れるっぽいので、
ここには載せません、ご了承ください〜。
んで、なぜか私がおサルにではなくて、おサルが私に、
「じゃあね、頑張れよ〜」と声をかけてくれて、
あわあわしてるうちにおサルは行ってしまいました。
私が、これ以上何をがんばるというのだ……。
しかし、正直に言って、間近で初めて生で見るおサルは……
カッコよかったです。
イケメンとかの世間の基準は私にはわからんというか、
まあたぶん普通にイケメンの部類には
まったく入らないと思うんですがね、
でも実物見たら、やっぱカッコよかったわ〜、としか言えないかも。
あ、それと、頭がでかかった!
でもこんなこと、うちのダンナに言ったら、
また無言でムッとするだろうなあ、
などと考えるとよけいひとりでニヤニヤしてしまう亀でした。
そこへ、好奇心抑えきれずに話しかけてくるオランダ人のおじさん。
あんた、メキシコ人なの? とな。
英語なので、ものすごく単純に説明したら、
ほ〜、と納得してくれました。
さて、興奮が過ぎ去って、タクシーだ、電話だ。
テレフォンカードはドイツで買ったのを持ってましたが、
これ、オランダでも使えるんかしらん?
EUになってからお金も共通で使えるんだしねえ?
あとでテレフォンカードをじっくり読んだら、
認識番号を入力するとかして使う方法があったようです。
でもとりあえず公衆電話だってあるのかどうか?
さっきのおじさんに、電話ありますかと訊いたら、
そこのクラブバーにあるよ、と教えてくれました。
なるほど〜、みんなバーに入って一杯。
冷えた体を温めつつ、今日の練習の成果をあれこれ議論中?
またも入るところがわかんなくて、違うガラス戸から覗き込み、
中のおっちゃんに、あっちあっちと手を振られ、
そこから入ってって、うーん、これが公衆電話かなあ?
ドイツのとだいぶん形も違うし、やっぱり使い方がわからん。
バーテンダーの兄ちゃんに、タクシーの名刺を見せて
タクシー呼びたいんだけど、と言ったら、
ふーんと言ってその名刺を取りつつ、自分の携帯を取り出しました。
あれれ、呼んでくれるの、ありがと〜!
こういうとき、チップでも渡すべきだったんでしょうかね。
すいません、ご好意に甘えただけで出てきてしまいました。
5分くらいで来るって言ってたよ、と兄ちゃんが言うので、
さっきタクシーを降りた駐車場で待ってたら、
その駐車場に、車のことさっぱり知らない私でも気がつくくらい、
ものすげえ高級車とか並んでるんですよねえ。
これ、やっぱり選手の車だよねえ。おサルのはどれなんだろう。
などと考えてたら、タクシー到着。
あれえ、さっきのおばさん運転手だよ。
名刺には番号が四つくらい書いてあったので、
会社の番号だと思うんですが。
でも嬉しい。
行きは後部席に座ってたんですが、
帰りはおばさんが助手席のドアを開け、
こっちに乗りなさいよ〜、と言うので、お言葉に甘えて。
PSVのファンなの? とまたまた運転手さんの尋問。
メキシコ在住なのでメキシコ人選手に会いにきました、と言ったら、
あー、サルシードと、もう一人誰だっけ、とおばさん。
マサ・ロドリゲスです、と言いつつ、
おサルはしっかり名前覚えられてて嬉しい。
いやいや、マサもまだこれからだよね。頑張ってください
(ここで言っても無意味か)。
無事に駅に到着し、さて、朝はあんなに改札なかった路線、
まるまる切符買うのはバカらしい気もするが、などと
ケシカランことを考えつつ、
でもまあせっかくのよい日を変なことで汚点つけるのもな、と反省、
アイントホーフェンの駅でちゃんと
ドゥイスブルクまでの切符を買いました。
そしたら……なんと改札来たんですよ、それも二回も!
しかも一度は、外国人だけどドイツ語堪能な兄ちゃんが、
わざわざ車掌のところへ降りてきて(二階建ての車両だった)、
切符が買えなくて、今払いたいんですけど、って言ってるのに、
車掌は頑として、車内での切符販売はしてないからの一点張り。
その兄ちゃん、あーだこーだ言い訳してましたが、
結局罰金請求書送るからと住所書かされてました。
それ見て、ぞー。
行きでもしも車掌に捕まってたら
アイントホーフェン行き着けなかったかも。
行けても、練習の時間とっくに終わってたとかだったかも。
なんてラッキーだったんだろう、私ってば。
というわけで、無事にドゥイスブルクへ戻り、
あー、すっきりドイツ語しゃべれるってなんてラクチン、
とか感動しつつ、知り合いと母に合流したのでした。
ちなみに、二枚買ったホームユニのうち、
サインをもらわなかったほうは、
一応サルシードファンであると主張している母に
プレゼントしたんですが、
実家に戻って、私だけ数日出かけ、戻ってきたら……
こんなことになってました。
いや、写真をぼかしたのは私です。
散らかった部屋を公開して〜、とか文句言われるといかんと思って。
居間のど真ん中にぶら下がって、
エアコンの風でぐるぐると回転してました。
ちなみに、宝物の写真は父親のプリンタで
プリントアウトしてもらいました。
ダンナに見せたらどう反応するか、ちょっと心配してましたが
(カーンのときはヘラヘラ笑ってたダンナですが、
おサルにはちょっと違う反応するんで)、
何となく別にどうということもなかったようです。
ま、内心はどうなんだか知りませんがね〜。
いや〜、今思えばもっとちゃんといっぱいおしゃべりしたかった、
もっとうまくスペイン語話せるかと思ってたのに、
などなど後悔のタネも尽きませんが、
とにかく半日費やして行っただけの甲斐は充分以上にありました。
ドゥイスブルクの知り合いもサッカー好きなドイツ人なので、
行く前にちょっと気弱になって、行かなくてもいいかな〜、
なんて言ってた私に、いいから行っておいでよ、と
元気付けてくれたのもありがたかったです。
オランダ人もみんな親切だったしね〜。
さてと、あとはワールドカップで頑張ってもらうだけですね!
(そちらこそ頑張ってくださいって言うの忘れたのは棚上げ)
タグ/*サルシード
っていうか、スゴイ!スゴイ!
サルシードに会えたんですね。
何かサルシードを前にしての亀さんの
ドキドキっぷりが伝わってきました。(笑)
マサにはすんなり声かけれらたってのが
また笑えます。
サインも写真も羨ましいなー。
練習だと結構身近に選手が見られていいですね。
はるばる行って、無事に会えて良かったなぁ…と思いました。
ただいま〜です。
こんな長文読んでくれてありがとうございます〜!
でもEgoistさん(だけ)は読んでくださると思ってました(笑。
そうなんですよねえ、考えたらすごくラッキーだったのかも?
あとから母にも言われたんですけど(どこかでこけると思ってた、って)、
当初の目標は全部達成できたわけですもんね。
いきなりの行き当たりばったりで、最低限の下調べしかしてなかったのに。
しかしあんなにスペイン語出てこなくて泡食うとは思ってませんでした。
そう言えば使い慣れない眼鏡をばっしゃんと落として、
おサルに拾わせてしまいました(笑。
でもテレビとかで見てるとおサルは愛想悪くて、
マサのほうが人懐こい印象だったんですが、
実際には(たまたまかもしれないけど)逆だったのでちょいびっくり。
おサルもファンにはちゃんとサービスするんだなあと感心しました。
でも友人にこの話をしたら、マサがそっけなかったのは
私からおサルラブラブ光線が出てたからだろう、って……(^_^;)
そ、そこまでは、と言いたいけど否定しきれないです(笑。
こんなことなら亀さんに【06メキシコ代表おサルユニ】渡しておくんだった。。
(どうやって??笑)
自分がブランコに会ったときを思い出しました。
そうそう、tukadさんは私にずいぶん先駆けて、
おサルの名前入り代表ユニをお持ちなんですよねえ。
私も、それが足りてなかったなと反省(?)しておりました。
次に行くときはきっと……!
そのときは前もってtukadさんにも声をかけてお預かりしていきますね〜。
期待せずに(笑)お待ちください。
場所も分からず突撃するなんてスゴいですね。私は言葉がJapaneseオンリーなのでアンビリーバブルです。
練習見学も、試合観戦のスタジアムの雰囲気を楽しむのとは違って、選手との親近感が感じられていいですよね。
一応メキシコにいるあいだにグーグルマップで調べてはいたんですよ。
でもそんなに大きな町ではなさそうだし、
どうせバスとかわかんないし、タクシーに乗ればいいか、と思ってました。
でもコンクリさんだってジャパニーズオンリーとか言いつつ、
けっこうメキシコとかいくらでも来てらっしゃるじゃないですか?
むしろ私は言葉が通じないところへ行くのは面倒なほうです。
オランダはいざとなればドイツ語で何とかなるだろうと思えるので、
それでも土壇場になって(アレルギーが出てしんどかったのもありますが)
行くのめんどいしやめようかなあ、なんて言ってたくらいです。
ドイツ人の知り合いに励まされて行って、よかったと思います。
試合はぜひ見たいと思ったんですが、スケジュールのこともあり、
やっぱり試合前後に選手に声をかけるより
練習のほうが行きやすいような気がして、そっちにしました。
何しろ選手に声かけたのなんて初めての体験でしたから(笑。
もうちょっと周りのオランダ人とおしゃべりできたら
もっと楽しかったかもしれませんけどね〜。