もうちょっとだけ続報書いておきます。
前の記事のコメント欄にも書きましたが、
ギリシャのラリッサ大学病院で行われた検死の結果、
トーニョには先天性(遺伝性)の心臓欠陥があったとのこと。
ですが、モンテレイ側はそんなはずはないと反発しています。
まあギリシャにしてみたら、先天性であったほうが
自分たちのほうの健康管理に責任かかってこなくていいだろう、と思うし、
モンテレイにしてみたらそれではいろいろ具合が悪かろう。
ぶっちゃけ、今伸び始めているアルドにだって同じ病気の可能性があるとなれば……。
ところが、トルコのアンカラスポル(トーニョの前の前の所属クラブ)が、
その疾患についてはすでに本人も承知していて、
それでもプレイすることを選択していたと発表したらしい。
ラリッサのほうはそれに対して、契約に際して必要なメディカルチェックを行った、
とのみ答えているそうです

今さら責任のなすりあいをしても詮無いことではありますが、
他のスポーツ選手で同じ悲劇を繰り返さないためにも、
メディカルチェックとその結果に対する対応については、
しっかりとした体制をこれから作っていってほしいですけどね。
◆
ギリシャのラリッサでは、アントニオはまだわずかな期間しかいない選手でしたが、
ファンたちが大勢集まって追悼してくれたようです。
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他にも写真ありましたが、本当に大勢が集まってくれてました。
ギリシャリーグは今週末、すべての選手が袖に喪章をつけ、
すべての試合の前に一分の黙祷をささげてくれるそうです。
ラリッサは試合延期を申し出たようですが、それは認められず。
まあ……いろいろスケジュールの問題もあるでしょうしね。
ラリッサのチームメイトたちもショックを受けているとのことですが、
中でもトルコ人のTumer Metinは、7日の練習の際に
アントニオと喧嘩になったそうで、
そのあと監督とアントニオに謝罪はしたものの、
トーニョの死に誰よりもショックを受けているらしい。
そういう不幸な巡りあわせってあるよね……。
でも気にすんナ……。
また、アントニオの故郷で出身クラブでもあるモンテレイでも、
2000人のファンがスタジアムに集まって、
アントニオが活躍した当時のモンテレイユニや
トーニョの写真を看板にしたものなどを掲げ、
トーニョに向けた応援歌を歌ったそうです

アントニオの遺体がモンテレイに戻ってくるのがいつになるか、
未定のようですが、おそらく木曜か金曜には、とのこと。
そこで改めて、モンテレイのファンたちのために盛大な葬儀が行われるでしょう。
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モンテレイのオフィスでは彼の大きなポスターを貼って、
ろうそくや旗を並べて追悼していました。
露天ではアルドの11番に並んで、
彼の背番号9が入ったTシャツが売られてました。
やはりアントニオが一番活躍したのはモンテレイだったし、
出身地でもあるので、大きなショックだろうと思います。
週末のリギージャ戦でも何かやると思いますが、ぜひ見てきてください。
私も何とかテレビを復活させ(臨時に小さいのを買うことも考えてます)
ちゃんと見たいと思っていますが、どうなることやら……。
http://www.mediotiempo.com/futbol/mexico/noticias/2009/11/17/seguire-en-su-memoria-aldo-de-nigris
アルドが記者会見をしたようですね。
週末の試合、出てもらえそうです。
兄ちゃんの悔しい分も一緒にプレイしてほしいものです。
アルドによると、アントニオの先天性心臓欠陥については
本人も家族も承知していたとのことです。
でも取るに足りない小さな問題だったので、大丈夫だと思っていたとか。
アルドにとっては兄以上の存在であったこと、
自分を育ててくれ、サッカー選手として常に一歩先で模範を示してくれたこと、
などを語っています。
最後に話をしたのはいつか、という質問には、
アルドがゴールを決めたときにはいつも電話をくれたと答えています。
リギージャには出られるのか、という問いに、
出なかったらアントニオの幽霊にぶっ飛ばされる、という答え。
アントニオの遺体がいつ戻ってくるかは、
長兄のアルフォンソと奥さんのソニアがそのうち発表するらしいです。
モンテレイの町で、もしくはスタジアムでの葬儀については、
アントニオは生前から閉所を嫌っていたので箱に詰められたくないそうで、
どういうふうにやるかはまだわからないとのことです。
アルドが今、モンテレイでプレイしていて、
しかもいい感じに成長してきているってのも、因縁を感じますね。
キキンじゃないけど、兄ちゃんの霊を背中にしょって、
これから大活躍して、ワールドカップにも行ってください。
当たり前ですが、なんだかとっても物悲しげでした・・・。
で、今日、いろいろあってアルドに会いました。
また、できれば日記で紹介します。
そんなことはなかったですか? カットされてたのかな?
アルドに会った……うーむ、
今から、私からもお悔やみを、とか言っても遅いですか?(苦笑
日記、お待ちしてます。
トーニョの遺体がラリッサのスタジアムに立ち寄り、
ファンたちから拍手でお別れを告げられたそうです。
同行したのは兄のアルフォンソと、奥さんソニアのご両親だそうです。
この後、遺体はアテナに移送され、そこからメキシコへ戻るとのこと。
土曜のリギージャの試合前にお別れイベントが催されるだろうという話です。
南アワールドカップの前に、メキシコ代表選手は全員
心臓検査をするとのことです。
サッカー協会はこれを、トーニョの死による決定ではないと言ってますが、
まあ以前からFIFAも心臓検査はするよう言ってますしね。
どっちでもいいから、検査だけはしっかりやって、
悲しい事故をひとつでも減らしてほしいものです。
アントニオの遺体は今日(金曜)の夜遅くにモンテレイに到着するそうです。
メキシコシティ経由で数時間の待ち時間を経て、22時30分ごろ到着予定。
今夜から明日にかけては家族と友人でプライベートの通夜。
21日(土)の午前中に火葬され、
リギージャ戦の始まる前に追悼イベント。
22日(日)は昼の12時からスタジアムで追悼ミサ(一般公開)。
しかし家族の要望により、その様子はいっさいライブ放映されないそうです。
っていうのが日曜の追悼ミサのことなのか、試合前のイベントも含むのか、
ライブはダメだけど、録画であとからならいいのか、よくわかりません。
カメラに邪魔されたくないのもわかるけど、
せめてテレビを通して気持ちだけでも参加したかったのでちょい残念。
まあそれが遺族の意思ならしょうがないですね。