前からちゃんと書こうと思っては放置になってるんですが、
トップリーグと足並みそろえたU−20とU−17チームのリーグが
今シーズンから始まっています。
で、昨日(月曜)、トレオンで行われたサントス対チバスの試合、
U−17チームも同じようにトレオンで試合をしたわけですが、
そこからの帰り道でチームを乗せたバスが
トウモロコシを積んだトレーラーと衝突事故を起こしたそうです

チームドクターのリカルド・アレハンドロ・エレラ(36歳)が亡くなり、
選手たちは10名以上が病院へ、特に重傷の3名は別の病院へ運ばれたとか。
正面衝突したのか、バスは前列4列目までインパクトを受けたそうです。
亡くなったドクターもお気の毒ですが、
今は選手たちが少しでも軽い怪我ですんでいるよう、
適切な治療を受けて少しでも後遺症が軽くすむよう祈りたいですね。
チバスのU-17といえばかなりの数が今はナイジェリア遠征中。
チームメイトのこのニュースにショックを受けることでしょうが……。
◆
もうひと月以上前になりますが、
パチューカのチームマッサージ師のラモン・エストレーヤが
喧嘩の末、銃殺されてしまった事件もありました。
コンクリさんがブログで書いておられます

メキシコはまあ日本よりはずっと銃撃事件が多いですが、
麻薬抗争を別にすれば、一般人の銃携帯率は決して高くなく、
こういう事件はどちらかと言えば珍しい部類に入ります。
痛ましい事件は(サッカー界に限らず)あんまり続かないでほしいですね……。
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亡くなったドクターの他に、重傷者が4名。
監督のマヌエル・マルティネス(37歳)と
フィジカルトレーナーのコラセイン・パルド(31歳)、
選手ではオスカー・イサオ・トレス・タカタと
セサル・アルトゥーロ・ヴァスケス。
オスカー・イサオ・トレスは名前からしてお母さんが日本人か日系人ですね。
medioさん記事ではイサオが綴り間違いのようですが、
サッカー協会のサイトで調べたら母系姓がタカタだったので、
イサオが正しいと思います。
セサル・ヴァスケスは昨日の試合でキャプテンだった選手のようです。
どちらも17歳とのこと。
それ以外の子供たちは軽傷のようですが、
ひとまずクラブでケアを受けて、マスコミからは遠ざけられているようです。
マルティネス監督は肋骨数本を骨折、しかし状態は安定。
フィジカルトレーナーのパルドは頚骨脱臼、
状態は安定しつつあり、安定したらすぐに手術を受けるようです。
イサオ君は唇を負傷し、何本かの歯を失ったそうですが、命に別状はなく、
セサル・ヴァスケスは外傷はないのか、ちょっと錯乱くらい?
明日には家に帰れるだろうとのこと。
特に子供たちが思ったよりは軽い怪我ですんでよかったです。
が、大人たちの怪我はひどそうですね。
亡くなったドクターは言うに及ばず……。
テレビで映像を見ましたが、バス、すごいことになってました。
正面がぐっしゃぐしゃにつぶれて、確かに座席4列目くらいまで凹んでる。
ちなみに、フィジカルトレーナーのパルドは
アメリカMFパヴェル・パルドの従兄弟だそうです。
そうなんだよねえ、今週末はスーペルクラシコ、アメリカ対チバスなんですが。
そしてこのU-17とU-20も同じ組み合わせで試合するはずだったんですが、
この事故で選手たちの精神的なショックも考慮して、
試合は延期になるそうです。
U-20のほうは同じバスに乗っていたのか、すぐ後続で走っていたのか、
記事からははっきりしませんが、事故現場にいて救助活動を手伝ったそうで、
同じように精神的ショックから立ち直る時間が必要とのこと。
また運転手の居眠り運転の噂が流れているようですが、
チバスディレクターのエフライン・フローレスはそれを否定しています。
というかその運転手はどうなったのか報道されてないんですが……。
バスと運転手は専門の輸送会社だそうです。
相手のトラックの運転手とかも被害出てるでしょうねえ。
痛ましいことです。
私も映像見ましたが、バスは大破と言っていいくらい激しい損傷でしたね。
映像だと見通しのいい直線でトラックの後ろから突っ込むなんて、普通では考えられないです。
メキシコではバスは重要な輸送手段なのでこういう事故はショックです。
居眠り運転が囁かれるのはそのせいでしょうかね。
いずれにしても、いったい何が原因でこんな事故になったのか、
もう少しはっきりした説明がほしいところです。
バスは長距離移動には欠かせない手段ですよね。
まあそれだけに事故もけっこうありますし、
事故になったときの悲惨さも大変なものですが……。
今回のは子供が多く乗っていたバスなので、よけいに痛ましいですね。